四正四隅とはどう言うことか。
両腰、両肩を合わせることが四正であり、両膝、両肘をバランスよく使うことが四隅になる。
武術では四正で腰と肩を合わせて身体のエネルギーを使いやすくしてから、肘と膝を連携して動かすことによって技をかける。
肩や腰は回転して動きはするけど勝手に動き回りませんよね。
肩は肩の位置、腰は腰の位置を維持してます。
だから四正→静なのです。
肘や膝は動き回ることができます。
割り箸4本の端をつなげた四角形をイメージします。
もし四角形の端を釘でつなげていたら四角形は動かないか壊れてしまうね。
でも割り箸の端を輪ゴムで繋げたら壊れないで変形できますね。
ボデイも両肩関節、両股関節を合わせて動くことを武術に取り入れると効果は大きいです。
それがわたしのいう四正。
太極拳の24式もこのことのくりかえしです。
例えば野馬分鬣で包球式の形をとる。
これは両肩、両腰を合わせることになる。
これが四正。
次に両膝、両肘を使って分ける動作をする。
これが四隅だ。
四正から四隅の動き、これが統一体の動きです。
これができていたら中枢神経の動きになり脊髄反射ができるようになります。