四正四隅とは【肩腰・肘膝を合わせて動くこと】

四正四隅とはどう言うことか。

両腰、両肩を合わせることが四正であり、両膝、両肘をバランスよく使うことが四隅になる。

武術では四正で腰と肩を合わせて身体のエネルギーを使いやすくしてから、肘と膝を連携して動かすことによって技をかける。

肩や腰は回転して動きはするけど勝手に動き回りませんよね。
肩は肩の位置、腰は腰の位置を維持してます。

 だから四正→静なのです。

肘や膝は動き回ることができます。

割り箸4本の端をつなげた四角形をイメージします。

もし四角形の端を釘でつなげていたら四角形は動かないか壊れてしまうね。
でも割り箸の端を輪ゴムで繋げたら壊れないで変形できますね。

ボデイも両肩関節、両股関節を合わせて動くことを武術に取り入れると効果は大きいです。
それがわたしのいう四正。

太極拳の24式もこのことのくりかえしです。

例えば野馬分鬣で包球式の形をとる。
これは両肩、両腰を合わせることになる。
これが四正。

次に両膝、両肘を使って分ける動作をする。
これが四隅だ。

四正から四隅の動き、これが統一体の動きです。
これができていたら中枢神経の動きになり脊髄反射ができるようになります。

この記事を書いた人

イケダヒデユキ

東京都東村山市・埼玉県所沢市で太極拳を指導中/悪性リンパ腫ステージ4完全寛解/武術歴50年/首里手の空手・剛柔流・琉球古武道・沖縄空手上地流・陳家溝四桀に衝撃を受け以後太極拳に専念。米軍福生基地、ゴールドジム、ロスの武道場等で指導。病気を期に終道場はたたみ、公民館や借地にて身軽に指導を続ける。
簡化24式太極拳/陳式太極拳/空手/秀式太極拳/整体治療