空手の型、中国武術の套路について わたしの型と套路の考え方について明確にしていきたい。
型とは形を重視して考えている。
一つ一つの技の形を大事にしている。
裏拳、正拳突き、などなど、 套路は全体的なまとまりを考えている。
空手では技一つ一つが名前だが、套路では式一つを技のつながりで気沈丹田で完結している。
またその気沈丹田も虚実を残してつながるようにしている。
套路の最後の式 収式で虚実がなくなり全体的な完結となる。 このことを一気可成と言う。
このことを踏まえて型や套路で最も重要なことをお伝えする。
ほんとうのパワーを出すのは筋力ではない。惰力だ。
棒で突かれるのと棒を振り回されるのとどっちが当たったらダメージを持つか。威力を持つのはは惰力だ。
上肢、下肢の惰力は肘と膝で作られる。
前腕から動いたり、大腿四頭筋から動いては惰力が出せない。
沈肩墜肘をすることで肘からの惰力 股関節の緩みで膝からの惰力が生まれるのだ。
型でも套路でもこのことが大事なのである。
日本の空手の型もこの考えを取り入れると生き返る。
日本の型のメリット、短く練習しやすい。
一つ一つの技に虚実を残して一気可成にすると鍛錬肩としてすきのないものになる。