病気になって身体のことがよくわかるようになった。
水自体は動かない、動かされるのである。
コップの水は傾けたりしない限り何もしなければずっとそのままだ。
湖も風が吹かなければおとなしい、風が吹けば動く。
なぜ呼吸しないとつらいのか、生きていけないのか。
体内の液体のエネルギー、(血液や津液などの液体のエネルギー)が大気を吸うことで巡るからである。大気を吸わなければ動かなくなる。
体内にいる赤ちゃんはお母さんの養分の力で生きてきた。この時大気は吸ってない。お腹から養分が回っていた。
オギャーと発声して経絡が生まれ、大気を吸って一人で生きるようになる。
身体のエネルギーの流れはお腹から巡るようになっているのだ。
背中にダメージがあれば下半身付随にもなってしまう。背中の中枢神経がとても大切。頭の意識の伝達機能は背中を通して頭とつながっている。
お腹を意識して気を巡らせるようにすると、自然に中枢神経からの動きになると実感している。
ヨガや仙道も背中の気の流れを重視している。
気の流れをスムーズにするために身体はいろいろ工夫されて作られている。
闘病生活で気がついたこと。
指の不思議。 足の指は親指と小指は独立しているが他の3本の指は一緒になっている。
そのために湧泉穴が開く、土踏まずができるのである。
手は親指、人差し指、小指は独立しているが中指と薬指は一緒になっている。
そのために労宮のツボが開くのである。
指はスイッチになり得る。
指で湧泉、労宮を開き身体のエネルギーを上肢、下肢に巡る重要な役割をしていることに気がついた。